6大栄養素とは、糖質、脂質、タンパク質、食物繊維、ミネラル、ビタミンの6つを指します。
ではこの6大栄養素の働きを簡単にまとめます。
1.糖質 まず糖質とは、炭水化物から食物繊維を除いたものの総称で、糖類、多糖類、
糖アルコール等から構成されてます。
糖質の働きはざっくりまとめると体を動かす為や体温の保持、脳のエネルギー源になる
重要な栄養素です。
2.脂質 脂質は炭水化物、タンパク質と並ぶエネルギー産生栄養素の1つです。
また脂質は1gあたり9キロカロリーと三大栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質)の
中で最も高いエネルギーを得ることが出来ます。
3.タンパク質 全ての動植物の細胞を構成する主要な成分で生体乾燥重量の約50%を
占めます。
タンパク質は、筋肉、臓器、皮膚、毛髪などを構成し生命維持に不可欠な成分です。
また、タンパク質の不足すると体内の代謝が上手く出来ず、疲れやすくなります。
4.食物繊維 食物繊維とは、人の消化酵素によって消化されにくい、食物に含まれている
難消化成分の総称です。
食物繊維の働きとしては、便秘の予防をはじめとする整腸効果のみにとどまらず、
血糖値上昇の抑制、血中コレステロール濃度の低下などが挙げられています。
そして現在の日本人に不足している食品成分ですので積極的に取り入れる事が
勧められています。
5.ミネラル ミネラルは、「無機質」とも呼ばれ、生体を構成する元素のうち「主要4元素」
と呼ばれる酸素、炭素、水素、窒素以外の元素の総称です。
ミネラルは体内で生成することが出来ないため、食事で取り入れるしかありません。
また、ミネラルは魚介類、肉類、海藻類、野菜類、果物類、糖類に多く含まれ、
特に積極的に摂取する必要があるのが、亜鉛、カルシウム、鉄、カリウムなどです。
6.ビタミン ビタミンとは、エネルギー産生栄養素である糖質、脂質、タンパク質の
代謝を円滑に進める潤滑油のような働きをする栄養素です。
ビタミンは、体に必要な栄養素ですが体内ではほとんど合成することが
出来ないため、食物から取り入れる必要があります。
また、ビタミン不足になると臓器に異常がないのに倦怠感や疲労感、眩暈、頭痛、
動悸、息切れ、発汗異常、便秘、下痢などの不定愁訴が現れます。
まとめ 今回は6大栄養素についてまとめました。糖質、脂質、タンパク質、食物繊維、
ミネラル、ビタミンの6つは体になくてはならない大切な栄養素です。どれか一つ
でも不足すると体の不調に繋がるため、なるべく意識的に取り入れ健康な体を
維持していきましょう。
ここまで記事を読んでいただいてありがとうございました。